ソロモンの偽証 

観終わった直後はそこまで感傷に浸らなかったんですが、ふと思い返すと登場人物それぞれの弱さや個性が湧き出てくるスルメ的映画と個人的には思いました。結局のところ中二病を拗らせた柏木卓也が自分の考えを身近で心に弱さを持った人(藤野涼子と神原和彦)に押し付け、神原が自分の思った通りに動かなかったことで柏木は自殺。その自殺を三宅樹里が自身を虐めていた大出俊次の仕業であるかのように匿名で風潮したことで事態が拗れ・・・というのが大まかな事件の真相。その真相に迫る為の裁判は中学生達がやったということもあってか茶番に見えなくもないですが、中学生やその身近にいる大人の人としての弱さにはリアルさを垣間見ました。個人的には校内裁判反対派の先生達が生徒達の行う裁判を見てどう思ったかの描写が欲しかったかなぁと。
前篇・後篇に分かれており、後篇に至っては2時間半の超大作ですが観る価値はありました。


評価:★★★☆☆

公式ページ:http://solomon-movie.jp/

グリザイアの迷宮 『カプリスの繭0』

グリザイアシリーズの2期スタート。1期の『グリザイアの果実』では各ヒロインに話数割いたので全体的にダイジェストっぽい感じになったけど、『グリザイアの迷宮』と『グリザイアの楽園』は1本道のストーリーだし丁寧な内容になることを期待。
その初っ端として雄二の過去から始まるわけだけど、近親相姦・レイプ・首吊り自殺・子供の殺人等々BPOにクレームが行きそうな要素が多い1時間。だから放送時間が異常に遅いのか?と思えてくる(笑) 雄二の過去を語る上で重要人物にあがってくる風見一姫、ヒース・オスロ、日下部麻子。最後に麻子と雄二が出会って終わるという1話の展開は概ね予想通り。要素的には今後の展開含めても今回が1番濃い内容だと思うけど、個人的にはその後の"現在の雄二"を作り上げていくストーリーが好きかな。1期でヒロインだった美浜ヒロインズも良いんだけど、麻子を始めとした年上キャラが魅力的で困る(笑)

オーガスト『大図書館の羊飼い』 複製イラスト

2月にとらのあなで行われた「大図書館の羊飼い Art Gallery アンコール」で買った複製イラストが届きました。


デカい(笑)


購入したのは30種類程ある中で以下4点。

佳奈すけ好きなので佳奈すけ単体を2点とメインヒロイン5人を1点、攻略可ヒロイン全員集合の『Dreaming Sheep』のパッケージ版を1点。買った物並べてみて思ったけど、全部背景白だな・・・。とりあえず1回取り出してじっくりと観てからまた箱に仕舞いました。ホコリも傷も付けたくないので(笑)
大きさは393×503mm。1点につき税込で18,000円で合計72,000円。かなり高い買い物でしたが、もっと買えばよかったなぁ・・・とも。それを思えば背景のある嬉野さんのスク水姿の1点だけでも買えばよかった。
またオーガストのこういうイラスト展があったら行きたいなぁ。

サノバウィッチ まとめ感想

紬ルートを終了した時点でフルコンプしていたわけですが、どうにも寧々ルートやらないと納まりが悪いなぁと思い、1周目にプレイした寧々ルートを再プレイ。そして終了。ゆずソフト今作合わせて4作目のプレイなんですが、初めてのフルコンプ。それだけ今回はストーリーが全体的に安定していたんじゃないかと。シリアス展開になったとしてもその雰囲気が長く続くことが無かったってのも大きいです。そういうのゆずソフトには求めてませんし(笑)
お勧めの攻略順としてはめぐる→和奏(1周終了した時点でルート解放)→戸隠先輩→紬→寧々という順番じゃないかと。

各ヒロイン感想

綾地寧々・・・ヒロインオブヒロイン。故にこのルート真っ先にやると他ルート終えた時に若干のシコリを感じる始末。お淑やかでありながらも抜けているというバランスが絶妙。CV.桐谷華のお淑やかキャラとしては個人的にもう殿堂入りレベル。このヒロイン目当てで買いましたが、満足のいくヒロインでした。


因幡めぐる・・・どうしても鈴木佳奈が脳裏でチラついてしまうヒロイン。ただただこのルートは甘酸っぱいというか面倒臭いと感じてしまったのは自分だけだろうか。


椎葉紬・・・しょうがないんだけど、コスチュームで印象が結構バラつくヒロイン。ルートの終わり方良かったんですが、ふと「1回魔女として契約して願いが叶ったら2度と魔女にはなれないんじゃ?」と設定の食い違いに気づいてしまったんですけど・・・。っていうかこの中の人見る度に名前が違うな。


戸隠憧子・・・あざとい先輩。個人的にもうちょっと腹黒さが欲しかったところ。このヒロインに関してはコスプレHシーンが無かったことが1番のマイナス点。


仮屋和奏・・・メインヒロイン顔負けの攻略可能サブキャラ。この作品に限らず攻略可能サブキャラってシナリオ量無い分しっかりまとまっていてキャラの印象も良くなるケースって少なくないと思うんですよね。あとゆずソフトのロリキャラって基本ハズレがない印象。

総評

80点。ゆずソフトの良さが凝縮された作品。エロくて可愛いヒロインとキャッキャウフフできてストーリーが良い意味で分かりやすいエロゲ初心者にも優しい作品でした。ゆずソフト作品購入層の需要をしっかり把握しているように思えます。

サノバウィッチ 椎葉紬ルート

5周目、椎葉紬ルート終了。いやいや、予想以上に良いストーリーでした。特にエピローグの内容なんて本作1、2を争う出来なんじゃないでしょうか。紬ルートの要素をフルに活用しつつ良い形でまとまっていました。


before


以下ネタバレあり

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サノバウィッチ 因幡めぐるルート


4周目、後輩キャラの因幡めぐるルートへ。CVとか立ち位置とかキャラとかで第一印象としては『大図書館の羊飼い』の佳奈すけ思い浮かんだわけですが、物語進めていくと結構違いがあったりしたわけですが、何というかこのルート・・・


面倒臭い奴と面倒臭い奴が付き合う面倒臭い話。

甘酸っぱいとか通り越していつまでその押し問答続けるんだよ!って突っ込みたくなりましたよ(笑)





言いたいことは分かるけど、中の人(上条さん)的にお前が言うな(笑)
しかし、海道良い友人キャラしてらっしゃる。


以下ネタバレあり

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