こばと。 第5話『・・・ホタルのやくそく。』

保育園で絵本『ほたるのひかり』を子供たちに読んであげるも上手くいかず、絵本を読む練習をしていた小鳩。そんな小鳩の目の前に現れた中年の男性は「それを読むのをやめてくれ」と言う。藤本にその事を話すとその人が『ほたるのひかり』を書いた人とのこと。町ではちょっとした有名人の作家である森が『ほたるのひかり』を最後に童話を書かなくなったその理由とは?

完成度の高い話でした。恋人を亡くして傷心している森を元気付けようとする小鳩の行動は本当に小鳩らしく、微笑ましい。ただ小鳩の行動は良心からなるものでも、時として空気の読めない行動になりそうで恐いんだ(笑) 小鳩の姿に恋人の姿をダブらせ、心を開いていく森は最後に恋人が連れて行きたかった場所も知り、万事解決。いい話でした。