ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵

原作未読。CMでやたらと宣伝してるし、漫画の存在は知っていたのでTwitterで「観に行きてぇ」ってつぶやいたら友人が誘ってくれました。

ダークファンタジーというだけあって血しぶきはもちろん、目玉飛び出しなどグロ多め、乳首・陰毛エロあり(1場面だけだけど)。何と言っても剣と剣がぶつかり合った時の音、擦れ合う耳障りな音が今まで見てきたアニメはもちろん、実写の中でも1番リアルなんじゃないかと思えたり。特に剣と剣が擦れ合う音は不快に思う音だからあえて、違和感の無い効果音にしてる印象がものがあるし。それをあえて耳障りな音にしている辺り『ベルセルク』やるなぁと思ったわけでして。

ストーリーに関しては「まさかここで終わっちゃうのか?」ってところでまんまと終わって笑ってしまった。世界観うんぬんは原作未読の自分にとって把握しきれないところはありましたが、人切り好きと呼ばれているガッツが暗殺を行った際に人間らしい動揺した表情を見せる場面はガッツのキャラに引き込まれるものを感じたり。それと鷹の団の人達を仲間だとは思っているものの、人の夢に縋る者は友ではなく、友は対等であるべきと考えるグリフィスの思想は全面的に同意。そう思わせる為か鷹の団の人達ってそれぞれの個性よりも「グリフィス!グリフィス!」って言ってるイメージしか無いんだよね。そりゃあそんな奴らに囲まれてれば噛み付くガッツを気に入るだろうよ。


戦闘場面は基本CGアニメ。それに違和感は感じるし、動きに単調さが見られたのがちと残念。しかし、血しぶきが画面にこびり付いたり、カメラワークの演出で戦いの壮絶さを表しているのが良かったかと。


時間を忘れてしまうくらい面白い内容だったし、次回作も視聴決定。次回『ドルドレイ攻略』と次々回『降臨』の全三部作らしいけど、原作終わってないし、どうやって補完するのか期待と不安が入り混じっております。