グリザイアの果実 まとめ感想

幸・みちる両ルート簡易的にしか書いていない上に由美子ルートに関しては書きもしていないわけですが、『グリザイアの果実』フルコンプ。
ヒロインそれぞれが過去に心に深い傷を負い、その傷が癒えず抱えている問題を主人公である雄二が解決するのが物語の本筋。全てのルートをプレイしたけど雄二のキャラはブレず、挫折という挫折があまり見当たらないってのは凄い。そういった意味で、雄二に対する心理的な成長描写はあるにはあったけど、そこまで目立たず。どちらかというと問題を抱えているヒロインがメイン。
全ルートの中で天音ルートが断トツで良シナリオかと。『グリザイアの果実』やるんだったらとりあえず天音ルートだけはやってくれってと思ってしまいます。恐らく自分の中でのエロゲシナリオの１番は天音ルートが揺るぎそうにありません。まぁそれを１番最初にプレイしてしまったが為に他のルートの感想御座なりになってしまったんだな、と。

総評

９５点。どのルートもそれぞれプレイし応えあるし、ヒロインによって結末の仕方が違うというのも好印象。プレイ時間の問題で多少ダレたりもしましたが、終わってみれば「良かったな」と全てのルートで思えたのは本当に珍しい。ジャンルは全く違うけど、個人的に神ゲーの『もしも明日が晴れならば』に勝るとも劣らないと思える作品でした。