恋はさくころ桜どき 神鳳杏ルート

4周目、小悪魔的生徒会長の杏先輩ルート終了。
ノリの良さでいえばヒロインの中で1番(サブキャラも入れれば花子だろうけど)。メインヒロインってこともありイベントCGの多いこと。優遇されとるなぁ・・・。


以下ネタバレあり


死神と人間の間に生まれた杏先輩の中にはもう1つの人格"エレオノーラ"の存在が。2人同時には存在できない二重人格みたいな設定は『SHUFFLE!』のシアとキキョウの設定に何となく似ている。最初は悠真のことを拒んでいたエレオノーラも時間が経つにつれて態度が軟化。そして、杏先輩はエレオノーラも悠真のことが好きだと悟ると今まで死神の役目を任せ、身体の主導権を持っていたことを負い目に感じていたこともあり、身体の主導権をエレオノーラに託して心を閉ざしてしまうのが本ルートの山場。うん、ザ・王道って感じ。

「一日でも長く、側にいてほしいの
悠真クンが死んじゃう前に、
うんざりするくらい、たくさんの思い出がほしい
・・・・・・それが、わたしと恋をする条件」

寿命がある人間の悠真に対して、死神の血を引いて不老不死的な杏先輩のこのセリフは印象深かったです。ティアも必ず待ち受ける哀しい別れがあるから悠真と杏先輩が付き合うことは最初反対していたし、上記の二重人格設定よりこの設定に関してもっと掘り下げて欲しかったなぁ。最終的に悠真が死んだ後、杏先輩が思い出に浸って黄昏ているところで終わったりなんかしたらこの作品の見方は変わってきたのになぁと。まぁそこまでシリアス持ってきたら全体の雰囲気が変わりかねないんですけどね(笑)


次はラスト、ルートロックの掛かっていたティアルートへ。