恋がさくころ桜どき ティナルート

ラストのティナルート終了。他ヒロインルートでも恋の妖精としてちょこちょこと登場シーンがあり、その度に株を少しずつ上げていた印象が。基本緊張感が無いキャラなのでシリアスな雰囲気を緩め、物語を展開させる役としては適役だったんじゃないかと思われます。

そんな株を上げてきたティナの条件付き解放(杏先輩ルートクリアー必須)のルートですが、うーん・・・予定調和・・・。王道ではあるけれど、すっきりしない感じが・・・ね。それでもタイトルの意味=ティナルートという意図が感じられました。

あ、申し訳ないですけどHシーンはスキップさせていただきました。何というか、たまにあるんですよね抵抗感があるというかそういう目で見れない場合が。


以下ネタバレあり


死神は死んだ人、人間に近しい(ペット的な意味で)存在の魂を狩り取り、その記憶を吸収することで不死の存在になりえる設定の模様。それをしないで居続けた場合存在することが出来ずに消滅というのが死神の死のようで。元々魂を狩り取ることすらも抵抗していたティナはいざ、魂を狩り取っても記憶を吸収せずに消滅。その消えることを選んだのにも"恋の妖精"として思うところがあったわけですが。
1年後悠真がティナと出会った桜の咲く季節にティナより前に消滅したはずのリィナの手助け(?)があり奇跡的にティナが復活を遂げて悠真と再会したところで物語は終了。ただ、ティナは「ちょっとだけいられるようになった」みたいな言葉を言っている辺り、どのくらい存在できるのか説明は欲しかったなぁ。タイトルから考えると桜の咲く時期のみの存在にも思えるんですが、そこら辺はご想像にお任せしますってな感じっぽい。終盤の説明不足なふわふわとした状態で展開が進んでいってしまった辺りが予定調和っぽく思えたのかなぁ。


死神設定だけじゃなく、悠真の友人肥田爽のキャラについても掘り下げられた辺りは好印象。爽がただぽっちゃりな女の子が好きというわけではなく、そこに理由があるとも思わなかったですし。何より声が良かったよ爽は。声聴けば分かる人は多いと思いますしね。