MOON STONE新作 Clear

月村美姫ルートクリアーしました。９時間くらい掛かったと思います。読むのは遅い方だと思うので普通だったらもう少し早くに終わるかもしれませんが。

以下ネタバレありです

まず最初に月村美姫というキャラの第一印象は幼なじみであったり声優が観村咲子であったことでオーガストの月は東に日は西にの藤枝保奈美とダブる部分がありましたが、ストーリーが進んで個別ルートに入ってから美姫が主人公と同じ吸血種ということが明かされ、自然とオーガストの新作のFORTUNE ARTERIALの千堂瑛里華に結びつくわけです。まずほなみんと同じ声優という事、あと千堂瑛里華は吸血鬼であるという事。MOON STONEのHPを見た限り吸血種というキーワード自体無かったのでここでオーガストの新作と被るとは思っていませんでした。
ストーリーの内容は近藤杏子との関係とバカ３人組、それが終わってから主人公との関係へ。近藤杏子とバカ３人組の事があって美姫が吸血種だということが発覚した時は驚きもしましたが、考えてみれば納得もいくというか。学校に暴走族が来た時にあった件もありますし。主人公との関係については付き合った後で主人公の『優しさが欠落している』というのに気付き、それが自分の所為だと思って手首を切ったまではよかった(展開的に)よかったんですが、病院の場面で連続して挿入歌が２曲入るのには驚きました。流れる間隔が短すぎますし。最終的に美姫とひなの会話が思った以上にあっさり終わったなぁと思いました。終わり方としては良かったと思いますが、色々とまだ残っているような？とも思います。

何とか１周目を終えることができましたが、序盤、中盤はかなり辛かったです・・・。のんびりとした雰囲気があるのはわかりますが、如何せんテキストが無駄に長い。テンポ良く進むという事がなく、のんびーりと細かなことを説明するテキストが多かった印象がありました。それが永延と続かれると結局飛ばしたくなるワケです、というか実際に飛ばしました(ぇ
あとプレイに立ちはだかるもう一つの試練？が主人公の思考。あまりにも共感というか納得できる思考をしないのがこの主人公。上でも書きましたが『優しさを無くしている』からこその考えなんでしょうが、一々「いや、そりゃ違うだろ」「そりゃ駄目に決まっているだろ」と思う部分が多々。違う意味でSchool Daysの伊藤誠並にヒドイ。やっぱり主人公のキャラというのも大事だと実感しました。鈍感な主人公というのが多いエロゲーですが、そろそろもういいかな？とも。そこら辺を考えると青空の見える丘の主人公はとても好印象でしたし。
個人的に好きになれないキャラは妹の行野無月。D.C.の朝倉音夢を彷彿とさせるようなキャラなので。あとヌイグルマーも。Giftにしてもそうでしたが主人公の担任の先生(Giftの場合はローリー)は変人じゃないといけないのだろうか？
全体的に見ると絵、歌、BGM、演出はかなり良いと思います。が、それを上回るくらいにテキストの内容が自分に合わなかったのは事実。それはGiftと同じ。やはり、そのシナリオライターによって書く世界というのはあまり変わらないのだろうと思いました。あと日付が変わったときのカットがD.C.と似ているというのはGiftの頃からか？会社が会社だからなのかどうしてもCircusの作品を意識してしまうわけです、個人的に。

月村美姫ルートをプレイしてまだ分からない部分はあります。春乃を見ていた幽霊や、主人公がなぜ突然吸血種になったのか？など(吸血種になったのは美姫が原因ではなさそうなので)。しかし、これでClearは終わりにします。タイトルの『Clear』の意味。美姫ルートでは透明(クリア)な壁という風に表現されていました。それがゲームの全てのClearかどうかわかりませんが、自分はシナリオという壁に完敗。うーん、それを思うと地雷と言うべきか・・・。

Clearも自分的に終わったという事で次はKeyのリトルバスターズ！をプレイしようかと。こちらは地雷という事は無いので楽しみ。しかし全クリするかどうかは・・・難しい。