サマーウォーズ

監督が細田守ということ、それと世界観の類似点を考えると『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』と比較せざるを得ない。ウォーゲームは時間が約半分ぐらいだった為、深く掘り下げられなかった部分はあれど良作であったのは間違いなし。比べてサマーウォーズは時間も充分あり、最初から最期まで飽きることなく観れてウォーゲームを超える作品になったんじゃないかと思ったり。映画には関係ないけどデジモンは空とヤマトが付き合ってるって設定がね・・・。

赤鼻のセンセイでも主演をやってる神木隆之介やっぱりかっけー。仲里依紗は今後どういう方向に行こうとしているのだろうか。


以下ネタバレあり


OZというインターネット上の仮想世界があり、パソコンやテレビ、携帯電話からアクセス可能という近未来的世界観。そのOZはセキュリティの厳重さから世界中どこでも使われており、一般人の使用だけでなく、行政機関や地方団体までもが活用しているようで。そのOZのセキュリティの暗号2056桁が解かれてしまったため、OZは混乱し、現実世界にまで影響を及ぼしてしまう。
そのOZの世界観はどう見てもウォーゲームのネット上の世界と似ており、混乱の仕方もまったく同じと言ってもいい。ただ、サマーウォーズの時は最後人工衛星原子力発電所だかに落ちようとするのに対し、ウォーゲームは核ミサイルが作動したんだっけ?


上田高校を始め、丸子修学館、佐久長聖松商学園と実名校を使っていたり、色々と凝っている部分あり。まぁ上田高校が甲子園に行けるかって言ったら難しいと思うが。長野県はここんとこ毎年甲子園出場校が違うってのがなぁ。それだけ戦力が分散して平均的な強さになってるから甲子園でも勝てないんだと個人的には思っているわけで。おっと蛇足。


現実世界と仮想世界を上手く使い分け、それに人と人との繋がりを大切に使っている所が上手いなぁと思った。家族はもちろん、陣内栄がアナログに電話で知り合いを叱咤する場面があったり、陣内夏希とラブマシーンの勝負に世界中のアバターが集まるデジタルな繋がり、色んな人との繋がりを見ました。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破は色々と考えさせられる部分があったりするが、サマーウォーズは分かりやすく爽快。後味も良く、夏休み親子で観に行くのであれば断然サマーウォーズだろうなぁと再認識。いやぁ面白かったよサマーウォーズ