MONSTERZ

映画前の番宣で興味を持ったので観てみました。いやぁ久しぶりに「おぉう・・・」と思ってしまう映画。去年の実写映画化された『ガッチャマン』はまだ期待していなかった上で観てやっぱり残念だったのに対して、こちらは期待して観に行った結果が残念だったのでさらに落差が凄い。番宣詐欺というか、番宣作った人が有能というか。
主演は藤原竜也山田孝之石原さとみという有名な面々。しかし、物語は展開ありきで人物の行動があやふやで無理がある印象が多々。“男”(藤原竜也)は唯一操れない田中終一(山田孝之)を殺そうとするも爪が甘く、それ以上に爪の甘い警察官やSITの方々には苦笑いしてしまうレベル。終一が終盤で雲井叶絵(石原さとみ)の所に行く意味も謎ですし・・・ってか石原さとみの役必要ないでしょ・・・。活躍しないどころか足手まといの何ものでもない状態で終わりを迎えてしまったような気しかしない。MONSTERZの"Z"に込めた意味に"究極"という意味を込めているらしいけど、刑事(松重豊)曰く「能力者は世界で他にも確認されている」って無駄に風呂敷広げる意味は無かったんじゃないかと思えたり、設定的にも「これ必要?」って思える部分がいくつか。学習しないで繰り返される同じ展開だったし、上映時間112分のところを80分くらいに削ればもっとマシにはなったんじゃないかと思えなくもないけど、結末が結末だったしどっちにしても良いものにはならなかったかな(自己完結)。
何だろうなぁ。『サンブンノイチ』に続き藤原竜也主演映画連続でアカンかったなぁ。8/1から上映の『るろうに剣心』は大丈夫だろうけど。


評価:★☆☆☆☆

公式ページ:http://wwws.warnerbros.co.jp/monsterz-movie/index.html


予告を観るとホント面白そうに思えるんだよなぁ・・・。