ルパン三世

ルパン三世実写映画化。昨今で実写化が有名なのは『るろうに剣心』『土竜の唄』『銀の匙』『ガッチャマン』だろうか。自分が観た中では『るろうに剣心』『銀の匙』は原作の話を活用して、実写化(リアルさ)っていう要素も上手く活用していた印象。『土竜の唄』は原作知らないけど、監督・脚本の色濃いなぁと思い、『ガッチャマン』に至っては色んな意味で論外。何となく邦画って派手さを意識したら同時にチープさが出てダメになるんじゃないかなぁと思ってます。ハリウッド映画とは金の掛け方とか違いすぎますし。それを考えると『ガッチャマン』を彷彿とさせる印象が無くもない。
泥棒連合のような組織に所属し、ルパン一味(ルパン三世・次元・五ェ門)と不二子だけじゃなく、韓国人2人や凄腕(笑)プログラマーを仲間とする和製ミッションインポッシブルという印象。素直にルパン一味が不二子の引っ掻き回しをキッカケに事件が発生し、その最中ルパンを追ってる銭形警部となし崩しで協力して危機を脱して敵を討つ王道な展開に出来なかったものかと思わざるを得ない。
個人的にキャスト的な不満としては綾野剛くらい。綾野剛自体そもそもロン毛似合ってないし、五ェ門ってキャラでもない。小栗旬のルパン成り切ってる感は分かるし、黒木メイサの不二子も日本人でキャスティングするんだったらまぁ分からなくはない、玉山鉄二の次元は渋さよりもイケメン臭が強いけど銃のテクニック魅せるところもあったので許容範囲。浅野忠信はもうちょっと声の野太さ欲しかったなぁってのとそもそも銭形のキャラが小物過ぎたのが難点。
「何でそれした?」って疑問に思う点は何点かあるんですが、最も自分が「えっ?」ってなったのは敵本拠地に侵入する前、地雷が一帯に設置されているからってルパン一味は地雷探知機で調べながらジグザグに進行した箇所をその後銭形達は戦車でガン無視して爆破も無しだったのには驚きました。
結構宣伝されているし、観に行く人も多そうな気がするのでもしかしたら続編あるかもしれませんがまぁ観に行かないかな?

評価:★★☆☆☆

公式ページ:http://lupin-the-movie.jp/