イントゥ・ザ・ストーム

映画館の番宣ではB級感漂ってましたが、実際見てみたら凄い面白かった!
タイトルにあるように竜巻(ストーム)を中心とした内容なわけですが、映像は基本登場人物が持っているカメラや建物・車に設置されているカメラで撮られている映像なので臨場感が凄くあり、それに加えて人物背景やそこから形成される話の構成も凄く良く出来ていて、ただの災害パニック映画で終わって無い辺りがまた良かった!
個人的に長男ドニーを助ける時に父親ゲイリーが次男トレイから没収していたナイフを忘れた頃に使い、助け出した時には「そこでそれを使ったかー」という驚きと親子愛に目頭が熱くなってしまいました。他にも竜巻発生前に未来の自分に対してビデオレターで「NBAで活躍し、チアリーダーとセックスしてることだろう!」とか言っちゃってた生徒が被害後のビデオレターで「毎日を生きることが大事」というようなことを言って成長が垣間見えたところも良かったなぁ。そういう人間ドキュメンタリー的な要素も兼ね備えているところが作品の魅力に繋がっていたのかな、と。
自分の洋画の印象って映像に迫力があったりするものって"そこだけ"が凄くてストーリーはありきたりだったりおざなりだったりしていたので、映像もストーリーも良かった本作は近年観た洋画(洋画あまり観ませんが(笑))の中では1番じゃないかと。
時間も90分と観やすい長さなので機会があれば是非観ていただきたい1本です。

評価:★★★★★

公式ページ:http://wwws.warnerbros.co.jp/intothestorm/