リトルバスターズ! 神北小毬ルート終了

釣りがしたい

今までプレイしてきたヒロイン(能美クドリャフカ西園美魚棗鈴)の中では1番良いストーリーではないかと。あまり賛否両論にならなさそうな安定した内容に思えました。



以下ネタバレあり

猫の亡骸を見て突然泣き叫び出した小毬。原因は過去に大好きだった兄である神北拓也が死んでしまったことから。そして、その記憶が『血』と『死』という事と触れる事が引き金で蘇ってしまう。それは小毬の祖父である小次郎の話からすると初めてではなく、以前にも何度かあったようで、小次郎が喀血した時も同じ事があった模様。その為、小次郎は小毬と会おうとしなかった。
その後から兄と理樹をダブらせるようになってしまう。というか、理樹を『おにいちゃん』の代わりにするようになってしまう。今までは夢の中でだけ兄がいて、現実には兄はいないと思っていたからこそ悲しくなく、保っていた精神がここでごちゃごちゃに。
そんな状況を打開するのが理樹の描いた絵本。内容は小毬が嫌っていた『マッチ売りの少女』。それと理樹の想いがあってこそ、小毬が自分を取り戻したという事で。拓也が絵本では『忘れていくのが悲しい』のではなく『悲しいから忘れる』ということを示していたようで。そして、小毬に伝えたかったのは『悲しいことを受け止められるように』ということ。最終的に小毬は兄である拓也の死を受け止めることができたようで。




小次郎のジジイは本当に良いじぃちゃんでした。あと、何も事情を聞いていないのに、問答無用に支えてくれる真人とか。そんな人達に支えられているってのが割りと丁寧に書かれていたのではないかと。
小毬の病んでいる形ってのはヤンデレとはまた違った形のような気がするなぁ。病んでるには病んでるんですがね。やっぱり言葉様と比べると何か違う。
やっぱり振り返ってみても上記にあるように賛否両論がなさそうなストーリー。それと良い話というだけで、泣けるような話ではなかったような。


小毬のストーリーでは関係ない部分ですが、理樹が拓也の墓に行った時、謙吾が墓場にいたってのは古式が死んだって事なのかなぁ。あと、恭介が言った「・・・やっぱり理樹も夢が見たいか?」ってのはリトルバスターズ!の内容の核心に迫るセリフっぽい気がしたり。

次は三枝葉留佳ルートを。