風立ちぬ

スタジオジブリ作品を映画館で観たのは『もののけ姫』ぶりで、2作目。いやー、個人的にはジブリ作品の中で1・2を争う作品なんですが。好青年の堀越二郎の飛行機に対する夢を追いかける姿と里見菜穂子と仲を深めていく姿が良く描かれていたんじゃないかと。他登場キャラに関しても好感の持てるキャラばかりであったのも良かった。二郎の友人本庄とのやりとりとか、二郎を次第に認め始める黒川なんかは特に。子供が観ても分からない部分はあるだろうけど、その子が何年かして再び『風立ちぬ』を改めて観た時に「あぁ、こういう作品だったんだ」と何か感じ取れる部分はあるんじゃないかと思います。
堀越二郎演じる庵野秀明氏の演技に関してはあまり気にならず。それ以上に違和感持つキャストなんて他でいくらでもいますし・・・。ただ、「このキャストはヱヴァの監督庵野秀明氏だぜ!」って推されるのはどうも違うとは思うわけですが。
主題歌である荒井由美の「ひこうき雲」が作品にしっかり合っていたし、隣で友人は泣いていたし、また観たいと思う映画でした。

評価:★★★★☆

公式ページ:http://kazetachinu.jp/index.html