夏空のペルセウス まとめ感想

1週間くらい前に沢渡透香ルートが終わり『夏空のペルセウス』フルコンプ。昨今では珍しい1周10時間も掛からないゲームだったのは意外。まぁ登場人物が主人公とヒロインしかいないし、舞台が田舎だったというのも大きいか。同minori作品として『efシリーズ』とか人気でしたし、初めてminori作品をプレイする自分としては期待しないわけがないんですが、ルートロックされている透香ルートに行くまでの3ルートに関してはあまり印象が良くなかったというか、主人公である森羅がなぁ。物事考えない中途半端な行動が問題になることが多々あったような。その3ルートに比べれば透香ルートではそういう部分はあったものの、その後のがむしゃら感が好感度をアップさせてました。いやいや、透香ルートがロックされてて良かったですよ。終わり良ければ全て良し。

各ヒロイン簡易感想

沢渡透香・・・ヒロインオブヒロイン。不治の病に侵され、作中の季節である夏を越せないと言われているヒロインで、他人の痛みを移すことが出来る"力"を持っている森羅とどんな展開を魅せてくれるのか体験版プレイ後から期待していたものです。まぁ結果としてご都合主義なハッピーエンドだったわけだけど、正直自分としては透香が死んで何かが残る終わり方が良かったと思わなくも無い。そこら辺で拍子抜けした部分もありましたが、良かったとは思ってるんですよ?


遠野恋・・・森羅の妹。鬱陶しいったらありゃしない上に恋ルートの終わり方が少しバッドエンドっぽいという・・・。「このヒロインの良い所は?」と聞かれたら困るくらい好きになれなかったなぁ。


皆川翠・・・夏ペルを始める上では1周目にして正解だったヒロイン。明るい性格とか良かったはずなのにイマイチ好感持てなかったのは、持つ前に淡々と物語が進んでいってしまったからか。舞台は夏で足に怪我をしたのが春先で治らなかったのはなぜなの?


菱田あやめ・・・個人的に本作プレイ前では透香並に期待していたルートだったんだけど森羅の行動の所為でコレジャナイ感が凄いことに。そういう展開も面白いには面白いんだけど、やっぱり森羅が話の内容の足を引っ張った感が否めない。ヒロインとしては中々の活躍っぷりだった。尚、他ルートでは霊圧が消えた模様(ぇ

総評

80点。本当に透香ルートで盛り返した作品で、それが無かったら割と悲惨だったような。森羅と恋の"力"に関する設定が不安定すぎる所為もあって物語の展開がご都合主義っぽく感じられてしまうのは仕方ないかなぁと。無駄に長いということは無く、プレイ時間は昨今の作品に比べて短いけど、その分無駄にエロかった作品でした。

追記:『ひとつ飛ばし恋愛』の時もプレイ時間短いって書いてたけど、夏ペルの方が短い・・・と思う。