神様の言うとおり

原作未読。突然世界の高校生が学校に閉じ込められ、主人公達が指定されたゲームをやって勝った者は生き残り、負けた者は死んでいくサバイバルストーリー。最初の「ダルマさんが転んだ」ではR15ならではのグロ描写が良かった。・・・というか、ここが1番の見せ場と言ってもいいくらい気合いが入っていて、その後の人が死ぬシーンに関しては物足りなさを感じてしまいました。最後の高畑瞬(蒼汰福士)の幼なじみである秋元いちか(山崎紘菜)が死ぬところは「ダルマさんが転んだ」と同じくらいの衝撃が欲しかったところ。それとやっぱり邦画の弱みか招き猫とシロクマのCGがリアルさに欠けるというか、人が殺されていてもギャグにしか見えないのは・・・あれ?わざとなんだろうか?それと最後の缶蹴りで高畑が天谷武(神木隆之介)の腰に鎖をいつの間に付けたのか?とかどうやって重い鎧から抜け出したのか?とかツッコミを入れたくなる場面もあったりなんかしたわけで。
監督は三池崇史。『悪の教典』とか『土竜の唄』とか続きがあるように匂わせて終わる作品があるけど、それで作られた作品って『クローズZERO』くらいか?個人的にそういう終わり方ってあまり好きじゃないんだよなぁ。邦画・洋画どちらでもたまにある終わり方だけど、続きを作るにしても作らないにしても尾を引くような終わり方はあまりしないでほしいものです。

評価:★★☆☆☆
公式ページ:http://www.darumasanga.com/