ニセコイ ヨメイリ!? まとめ感想

千棘・小野寺・万里花・るりそれぞれ1ルートのみでフルコンプには程遠いですが、当初の目的(小野寺・万里花のクリアー)は達成したので終了。

ストーリー

基本は日常的なラブコメ、終盤はゲームオリジナルキャラ"おたま"を交えたちょっと不思議な展開に。なので、ゲーム開始冒頭でもある10年前の約束やペンダントと鍵の伏線に関しては一切回収せず。まぁここら辺は後々原作でやるであろう展開と被らないようにする為とかいった配慮もあるんじゃないかと勘繰ってみたり。個人的には他ルートとの設定食い違ってもいいから千棘・小野寺・万里花それぞれのルートでヒロインが10年前の約束の人だったというオチにしても良かったんじゃないかと思ったり。
るりに至っては恋人関係にはならず、友達関係として少し距離が縮まった程度で本編が終了。それ以降はクリアー後に解放されるマジコイ+で、というのが本作の仕様。『ラブプラス』のようにプレイヤーがヒロインの恋人になって展開されるマジコイ+なんだけど、どっちかっていうとヒロインと楽の嬉し恥ずかし展開の方が見たかった自分としてはちょっとコレジャナイ感が・・・。

ゲーム性

ただのギャルゲーでは終わらず、制作がKONAMIだからかメタルギアソリッド風味な潜入ミニゲームや携帯でのやり取りやミニゲームとしてババ抜きがあったり、やり込みにも繋がる要素あり。画面タッチの機能もヒロインとのコミュニケーションとして上手く活用していたんじゃないかと。難易度もそんなに高くなく、頻繁にミニゲームやらされるわけではないので、ギャルゲーメインとしてのバランスも良かったです。

システム

マップ上以外(会話パートなど)ではセーブ不可。ボイスがテキストを次に進めると途切れてしまうっていうのを設定で変更出来ない辺りが地味に痛い。昨今のエロゲシステムを反映することは出来なかったか・・・。

総評

60点。ゲームオリジナルキャラ加えてもいいけど、『ニセコイ』の大事な伏線を使わなかった時点で「これもう『ニセコイ』じゃなくてもいいよね」と思えてしまうわけで。まぁアニメ化→ゲーム化で出るキャラゲーにそこまで期待するものでもないんだけど、勿体無いなぁと思わざるを得ないシナリオでした。結末としてはガッカリしたものの、序盤から中盤にかけての日常パートは普通に良かったと思います。あとアニメの使い回しでもいいからOP付けてほしかったな・・・。