キスアト まとめ感想

あじ秋刀魚の声を聴きたいが為に購入を決意した自分としては1周目に有紗ルートをやったのは失敗。有紗ルートをやったことで満足してしまったこともあり、フルコンプが延びに延びて2週間ちょっと掛かってしまいました。
前作『キスベル』をプレイ済みの自分としては期待通りの一作。王道の学園モノといった感じで、ストーリーとか過度な期待をしなければ十分楽しめるものなんじゃないかと。タイトルの"キスアト"ってのは舞台が美術系に力を入れる学園ってのもあるから"アト"="Art"とかけているかと思ったら普通にキスの跡ってことなのね・・・とプレイしていて理解しました。

ヒロイン別感想

星見月夜CV.遠野そよぎ
メイン中のメインっぽい立ち位置でありながら主人公である真の前で酒に酔ってゲロしてしまう中々身体を張ったヒロイン。それではいけないとイメチェンを図ったわけですが・・・

個人的にイメチェンする前の方が良いんだよなぁ。それと前と後で髪のボリュームがーってのは突っ込まない方がいいんですかね?イメチェンどころか最早別キャラレベル。イメチェンして初めてパッケージや公式サイトで月夜はこっちで描かれていることに気付いた自分はどれだけ月夜に興味が無かったのか。CVが遠野そよぎってのは良かったんだけど、何かこのキャラだけ声のボリューム小さいというか聞き取りづらい場面が多かったのは自分の気のせいだろうか。色々と残念な部分が目立ったヒロインでした。



棗梓CV.ヒマリ
( ゚∀゚)o彡°黒髪ロング!黒髪ロング!
真と立場・考え方がヒロインの中で1番近い中でのやりとりとか良かったと思いますよ。特に恋人同士のやりとりよりも真は有紗、梓は月夜の保護者としての考え方を通わせている場面が1番印象的。ただし、イベントCGや立ち絵が不安定過ぎてね・・・。↓に書いていますが、違和感を感じる場面は多かった気がします。



小鳥遊まどかCV.水霧けいと
先輩であり、唯一おっぱいが小さいキャラ。うん、アリだと思います。小さいながらも年上らしい余裕さを感じさせつつのギャップ、年上ながらも可愛いところを魅せるギャップ。ギャップに次ぐギャップの応酬で終いには主人公とヒロイン逆じゃね?っていう展開まで持ってくる辺り最後の最後までまどか先輩らしい良いストーリーに仕上がっていたのではないかと。



藍川有紗CV.あじ秋刀魚
自分が『キスアト』を購入するキッカケになったヒロイン。前からいましたが、最近ちょくちょく観る日本語がカタコトキャラ(『きんいろモザイク』の九条カレンとか『ガールフレンド(仮)』のくお・・・クロエ・ルメールとか)。しかし、このヒロイン本編開始時点で真に対する好感度高い為、他ルートに行くと必ず失恋描写がある悲しい定めを持つヒロインであるわけで。その有紗が好きな自分は最初と最後に有紗のルートをやらなきゃ何か収まりが悪かったんですよね。

このキャラ不機嫌になった時が本領発揮だったような気がするんですがっ。

気になったところ


彫刻とか全く詳しくない自分が言うのもあれな気がするんだけど、この彫刻刀の持ち方の違和感がハンパないっていうか危ない。梓の絵に関しては他のキャラに比べて安定してない感じがしたけど、このイベントCGに関してはそういう問題じゃない気ががが。

それとこのゲームに関しては背景とか立ち絵の種類があまり多くない所為か

↑のように室内でブーツ履いていたり、雨のシチュエーションの筈なのに背景は晴れていたり、夜のはずなのに背景が夕方だったりと場所と立ち絵、テキストと背景の差異に違和感を感じる場面が多々。まぁ容量の少なかったゲームディスクがCD-ROMとかの時代だったら分かるんですが、今の時代でこれってのは流石に・・・と思わざるを得ないような。

そして、これが1番気になったというか惜しいことしたなぁって思えるのが

狩 野 ひ じ り 攻 略 不 可
登場した当初は月夜にライバル心向き出しの生意気キャラかと思えば、そのひじりの素直さとか真っ直ぐさを知ってしまえば他のヒロイン食いかねない!っていうか公式サイトの人気投票で(今日現在)3位とか食ってるしっ!まぁルート確定した後に登場するんでどうしようもないっちゃどうしようもないんですけど、惜しいことしたなぁと思いました。

総評

70点。そこまで山場も無く、主人公は『キスベル』に比べて空気が読める上にそこそこ優秀キャラ。学園モノとしてはプレイしやすいゲームでしたが、目新しい演出も無い全体的に一昔前を思わせるゲームでもあったような。Hシーンの数は『キスベル』よりも多くなったという意味ではボリュームはアップしていますが、演出面では他のエロゲに比べて遅れている部分が多いかなぁと思えてしまいました。まぁ個人的には好きなキャラがいてストーリー良ければ良いと思えてしまったりもするんですけど・・・ね。